ウェルカムベア。ツヤばあちゃんにウェイトベア
ツヤばあちゃん。あなたには頭が下がります。
普通なら60歳。
余生をのんびりと過ごすのが普通です。
好きなカラオケでも歌って、昼寝でもして
ゆっくりと時間のすぎるのを待つ。
そんな還暦でしょう。
孫の結婚式ならば、当然脇役に静かに
座っているだけのツヤばあちゃんのはずでしたが。
でもツヤばあちゃんには、違う道が用意されていました。
孫の結婚式で主役の座になってました。
ツヤばあちゃんに花嫁から贈られる
ウェイトベア。
「その日は唐突に訪れました。
突然の事故によって、娘と娘婿を亡くしてしまい、
悲しみにくれる間もないまま、ツヤばあちゃんは、
残された孫3人を面倒みることになります。
普通の精神力と肉体では、めげてしまいます。
ツヤばあちゃんは60歳。
3人の孫を食べさせるため、働き、働き、働き、
そして、働く。来る日も来る日も働き蜂です。
ツヤばあちゃんの手は荒れて、腰は曲がり、こんなに
ちいさな体で。
ツヤばあちゃんは愚痴もこぼさず、
もくもくと働きます。
あなたの働く背中をみつめながら
花嫁は今日の日を迎えることができました。
ツヤばあちゃん、あなたの精神力は想像をはるかに超えています。」
そして孫むすめが嫁ぐ日、ツヤばあちゃんは目がしらに涙をためて、
満べんの笑みをうかべている。
普通の人が経験することのない。悲しみ、苦しみを
のりこえてきたツヤばあちゃんに私はこころから拍手をおくりました。
ツヤばあちゃんの精神力が3人の孫を大きく育てました。
花嫁がウェイトベアを抱え
20年間のツヤばあちゃんの愛情の深さに
感謝をこめて、ウェイトベアを贈ります。
花嫁の大きく奇麗な瞳から、溢れている涙が
ウェイトベアの瞳に落ちた瞬間に、
ツヤばあちゃんの細い腕へと渡されました。
ツヤばあちゃんの20年間は今日の日のための
ものだったのかもしれません。
ツヤばあちゃんは最高の笑顔をみせてくれました。
わたしに感動を与えてくれた。ツヤばあちゃん。ありがとうございます。
これからも、ながいきしてください。
そして、お孫さんたちのしあわせを一緒に受けとめてください。
半年もすれば、ツヤばあちゃんは、ひ孫を両手に抱いて、
しあわせの涙をこぼすでしょう。
わたしに勇気をくれた。ツヤばあちゃん。に感謝します。
ウェイトベアにありがとう。ウェルカムベアにありがとう。
